第5回目の「押上文庫一炊の夢 土なべでオペラごはん」は、おなじみの「モーツァルト」をフィーチャーしました。
ごはんは、鮮やかな緑と食感が楽しい「枝豆とおあげの土鍋めし」。

主な演奏曲目と音楽談義

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、1756年生まれ。日本で言うと江戸時代の半ばで、現在放送中の大河ドラマ「べらぼう」の蔦屋重三郎と同時代の人です。
モーツアルトに強い影響を受けたベートーヴェンよりは14歳年上で、まさにクラシック音楽界の転換期に彗星のごとく現れた天才作曲家がモーツァルトでした。
モーツァルトの時代は、楽器が大きく変わってきた時代でもあります。中でもその後の音楽に巨大な影響があるのはピアノ。それまでのチェンバロと違い、大小の音を自在に弾き分けられ、大きなロングトーンも出るピアノという楽器の登場は音楽界を変えるような出来事です。
そしてそれに呼応するように、この新しい楽器ピアノを使った曲を書き、見事に演奏をしてきた当時の最先端ミュージシャンがモーツァルトだったんですね。
子供の頃からその神童ぶりは抜群で、ヨーロッパ各地を演奏旅行して大人気だったそう。
後のフランス王妃・マリー・アントワネットが幼少の頃、のモーツァルトの演奏をウィーンで聴いたそうですが、たまたま転んだモーツァルトに手を差し伸べたひとつ年上のマリー・アントワネットに「大きくなったら僕のお嫁さんにしてあげるよ」といったエピーソードも残っています。

Matrimonio di Figaro overture
フィガロの結婚 序曲
誰もが一度は聴いたことがある超有名曲。出だしを聴くだけでワクワクする、まさに「序曲」にふさわしい音楽です。
今回は、小出さんがピアノでこのフィガロの結婚序曲を演奏しました。

Die Zauberflöte 魔笛
Nr.1 4重唱

Matrimonio di Figaro フィガロの結婚
スザンナと伯爵夫人の手紙の2重唱


Die Entführung aus dem Serail 後宮からの逃走

コンスタンツェのアリア Martern aller arten
どんな拷問が待っていようと


Cosi fan tutte 女は皆こんなもの
終幕曲 盃のフーガ

最後は毎回恒例、みんなで滝廉太郎の「花」を歌ってイベント終了。美味しい夜が更けていきます。

土なべごはん
枝豆とおあげの土鍋めし
今回のごはんもツヤッツヤ。家で炊飯器で炊いてもなかなかこうは行きません。
枝豆もおあげも超一級品。しかもこれ、大量の枝豆のうす皮をむくのに非常に手間がかかるので、ここまで鮮やかなものを作ろうとしたらめちゃ大変! 感謝感激・ありがとう、文庫さーん!!








ギャラリー
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